上手にニットソーイングを仕上げるコツは?

 

家庭用ミシンでニットソーイングする場合、いくつかのコツを押さえておくと役だちます。

 

★デザインはシンプルに=カーブや身体の丸みへのなじみは、布地の伸縮性にまかせるのがニット地を生かすポイント。縫い合わせる線をできるだけ少なくし、その線もなるべくシンプルな直線にしたほうが美しく着やすく仕上がる。

 

★ボタンホールは避ける=編み糸を断ち切る可能性があるため、ボタンホールはニットに適さない。開閉が必要なら、ボタンとループやリボンなどで工夫して。

 

★合印には切りじつけもほどこす=縫いしろつきの型紙でニット地を裁断し、縫いしろ幅用定規を活用して縫うのが基本だが、デリケートな部分ではこまかく合印をつけておく。凹凸のあるニット地では切りじつけも必要に。裁断するときは、編み目の水平・垂直方向に十分注意し、とくに輪編みや二つ折りにして裁断する場合は、上側の布と下側の布の編み目がきっちり合っていることを確認する。

 

★縫いしろの縫いかがり=ニット地は裁断したままではどうしてもほつれてくるため、必ずジグザグミシン+縫いかがり用押さえ金or直線縫いミシン+縁かがり器で縁をかがる。基本とコツを押さえたら、さっそく好きなデザインでニットソーイングを楽しんでください。